イベント
 

2025年7月19日(土)
筑波ツーリストトロフィー JULY
参戦クラス : BOTT(バトル・オブ・ザ・ツイン) WCTクラス
ライダー : 新庄 雅浩
マシン : KTM 1190 RC8R
予選結果はこちらから
決勝結果はこちらから
2025年、筑波ツーリストトロフィーも早くも2戦目。
開幕戦の4月からマシンに関しては大幅な変更点は行わず、車体廻りのメンテナンス程度の作業。Test日程を作る事ができず、開幕戦終了後から走行は無し。レース日前日の特別スポーツ走行のみとTest不足のレースウイークとなってしまった。レース日の19日(土)と前日の特スポは雨の心配なく、同じコンディションで走れることが予想できる。前日の18日からのレースウイーク。近年の夏の酷暑で4月とは気温が大幅に違う為、セットアップが思うように進まない。Test不足が初日から露呈してしまう。チーム全体が焦る中、更なるアクシデント(転倒)が起こる。前途多難なレースウイークのスタートになってしまった。下の5枚の写真左2枚の写真はTest開始時の写真。転倒後の右2枚の写真は右側サイドカウルに傷がついていることが解る。幸いライダーにも怪我は無く、マシンも軽症の為、すぐに修復を図る事ができた。不安を抱えたまま19日(土)決勝日を迎える事になった。

     

良いパフォーマンスを引き出せないまま予選へ

19日(土)レース日当日は相変わらずの酷暑。朝から汗だくになりながらPitの設営とメカニック達がセッティング変更と車検準備に取り掛かる。18日(金)の前日テスト走行を終え新庄選手とディスカッションを行い車両セットアップを大幅に変更。限られた時間でいかに予選でパフォーマンスを発揮できるか?メカニックの経験がキーポイントだ。予選の15分がスタート。勿論、好タイムを狙いたいが少限られた時間の中、決勝へ向けて車両のセットアップも詰めていく。予選タイムは58秒523。前回4月のタイムも更新したが順位は2位。前日のセットアップが決まらない状態を抜け出し決勝へ向けて方向性も見えてきた予選を戦うことができた。

いよいよ決勝へ

予選のDATEを基に決勝前も大幅にセッティングを変更することを決めた。博打のような大幅なセットアップの変更になるが予選Topの山口選手とのタイム差は大きい。それくらい追い込まれたレースになってしまった。この博打を当てれるかはメカニックの経験にかかる事となる。幸い走れないようなマシントラブルは抱えていない為、新庄選手がタイムアップ可能なSetを見つけれるかが鍵となる。
いざ決勝へ。15時を過ぎたのに路面温度は下がらない。タイヤプレッシャーを見直し後はライダーの新庄選手に託すのみ。スタート後もポールポジションの山口選手がTopで1コーナーへ。2番手で新庄選手が続く。2周目、3周目と山口選手との差はさほど広がらず、新庄選手が少しずつ差を詰めていく。博打だったセットアップも上手くいったようだ。そして3周目、新庄選手が57秒8のFastest Lapを叩き出す。会場は湧き上がるような大歓声。しかし山口選手のペースは落ちない中、我々は少しずつタイムを失っていく。完全にTest不足でRace Lapの準備までできなかったのだ。結果は追いつくことはかなわず2位となった。但しレース終了後はチームみんなが笑顔の表彰台だった。波乱のスタートとなった第2戦も優勝はできなかったけど、なんとかまとめることができた為のみんなの笑顔だった。そして最終戦11/15(土)に向けての明るい兆しが見えた為の笑顔だった。


最後に
KTM杉並 AUTOBOY First★Starの沢山の応援、誠にありがとうございました。2025年のロードレース参戦、今回7月の酷暑にも関わらずご来場、応援下さり心より感謝申し上げます。暑い中にも関わらず写真を沢山提供下さるプロカメラマンさん、ありがとうございます。このようにWebレポートで報告できるのも 素敵な写真のおかげです。レース活動にお手伝い下さるお客様、誠にありがとうございました。「レースは一人ではできない!」チームやマシン、ライダーだけでなく関係してくれる皆様がいてくれるからこそ、応援して頂けるからこそ面白いレースが出来ます。必ずしも良い結果が出ないのがレースですがみんなで喜んだり悔しがったりできる、そして常に笑顔溢れるチームとしての活動をこれからも心掛けていきたいと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。

Team代表 丹生谷(にゅうのや)

 

 

   

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